本に向いている性格

本を書くのに向いている性格

さてこの違いは何かということですが、それは書く本の内容が本人の興味のあるものか否かにあります。
興味のある内容を本にすることは、著者が普通に行っていることですから意味が分かっても、興味のないことを本に起こすなど、考えにくいでしょうが、
その時の環境や立場上ありうることですし、著者にとっては、かなり辛い時間になるわけです。

例えば大学教授を目指し、大学修士課程を終えた後も大学の研究所に残る場合など、ステップで昇格する際に本のような論文を書かなければなりませんし、
少し軌道に乗ってきた作家の方が、誰かの代筆を努めねばならなくなったというケースだってあるでしょう。

そこで、本を書くのに向いている性格が見えてきますが、第一に上げられることは、意外かも知れませんが、冒険を好むチャレンジ精神のあることです!
次に必要なものが、継続できる忍耐力と克己心、素直さでしょう。

文字で人々に分かりやすく面白く伝えられる表現力と一貫性、つまり文章力については、本を書く人に求められるものですが、
これは性格というより能力になるとはいえ、その文章力を磨くために必要な性格があるわけで、本を書くのに向いている性格と一致しますね。

人によっては、本を書く作業は、一日中家の中にいて、文字をいじくり回すから、そういうことに向くのはオタク的な性格だと言っているようですが、とんでもないことです。
ポジティブな冒険心があるからこそ、一字一字文字で進めながら大切な内容を伝えるべく、表現活動としての本を書く作業ができるのだと考えられます。

ちなみに忙しい方や時間の取れない方のために、本を書く人に編集者が取材をして出版まで持って行く方法があり、この場合はコンテンツの良さが決め手ではありますが、
本を作る人の性格というか、人柄の良さ誠実さが本の出版の成功を左右すると思います。