本を執筆する時に気をつけること その1

本を執筆する時に気をつけることはどんなこと その1

読む人のことを考える

あなたの本を読む人の立場を想像してみてください。
相手のために〜をするということと、相手の立場に立ってみることとは大きな違いがあります。
目線の違いがあるわけで、〜のために、と思うことの中には、まだ自己中心的な思考があります。
本当に相手を思うには、相手の立ち位置に立ってみる必要があります。
しかし実際には立てるはずもなく、少なくても想像してみるのですが、すると色々なことに気づき始めるでしょう。

青年達の読む姿や、子育て中の主婦たちがほっと一息して読む姿、病気療養中の男性や女性が病院内で読む姿など、様々な人々が目に浮かぶでしょう。
自分の書いた本を読む人が、元気になり明るい気持ちになったり、やる気を持てるようになったり等、本を読むことで良い変化が現れたら嬉しいですよね。

本だけでなく、人の話を聴く時も同じなのですが、人は自分に対して言っていると感じられる時は注目するものです。
ですから、本を書く時は、ある程度読み手の対象を絞る必要が出てきます。
そして本の最初から最後まで同じ対象でなくてもかまわないので、ヤマ場では読み手の対象を絞るべきでしょうし、さもないと本の内容がどんなに良くても、ピンぼけして、感動を与えにくい文章になります。

読み手の対象を絞れたら、今度は、一貫してポジティブ思考で書きましょう!
自分の気分的な言葉や表現は、たとえ気持ちのよい表現であっても抑えた方が良いと思います。
気分の上下を表現すること自体が一定の幸福感を感じさせないこと、つまり精神的安定の欠如を感じさせてしまいます。
本を書く意欲的なあなたであるなら、常に淡々とした幸福感に溢れた人生を歩んでいってほしいと願います。