本を執筆する流れ 後半

本を1冊執筆する流れ 後半

本文レイアウトや装丁デザイン等は、著者が納得するまで何回でも変更可能です。
但し、このファイルは通常、パスワードをかけられているので、注文者だけが閲覧できるそうです。
さて、ここでは本を執筆する流れの中で、後半を考えてみましょう。
本のカバーや表紙画像、本文の内容等がPDF、Portable Documento Format 要するにコンピュータでサーバーにアップされますから、後々後悔することがないように、よく確認する必要があります。
パスワードで見れるようになっていると思いますが、モニターでの校正が苦手な方や見にくい方は、実際にデータを郵送もしてもらえるので、その旨伝えておくとよいでしょう。

すべて確認し、OKとなれば、印刷作業に入り、まもなく請求書が送られてきます。
請求書の料金に納得したなら、本が完成した後、発送予定日までに支払いを済ますのが目安といえます。
分割で支払う場合は、最初の支払い額を納めます。

本の外観や内容の確認をOKした後は、普通は約30日で本が完成します。
書店の流通を希望した場合は、決められた部数が全国の書店に回され、残りは著者の元に郵送されることになります。
委託配本を希望される場合は、主要書店に配本されますが、書店名の指定はできないとのことですが、地域、例えば東京都内、というような指定はできるようです。

全国の書店に回った書籍は、売上があった場合、6カ月ごとに著者に郵送で報告が行き、その翌月末に出版社より支払われるそうですが、支払い額が5千円未満の時は次回に繰り越されるとのことです。
書店流通を希望しない場合でも、完成された本は新刊書籍として、日本書籍出版協会や各オンライン書店のデータベースに反映され、新刊案内として出版社のホームぺージにも紹介されます。

尚、電子書籍も希望された場合は、確認の仕方など、編集者または出版社の担当者に納得いくまで聞いておくと良いでしょう。