本を書くことの良さ その2

本を書くことの良さとは その2

本を執筆して書籍化し、社会に発信する行為は積極的な善行なので、精神的にも経済的にも富を生みます
精神的な富は、自身の使命感の確認だったり、反省ができて自分を正確に知ることにより、さらに発展が目指せることでしょう。

それでは、ここでは経済的な富について考えてみようと思います。
よく執筆報酬だとか印税とか言われますが、経済的な富を言うならば、本に関してはこれを指すでしょう

しかしながら執筆報酬というものは、人気作家ならまだしも、自費出版、もしくは似たようなかたちで本の出版をした人がすぐ得られるような収入ではありません。
直木賞や芥川賞などの文学賞を受賞すれば、意味は違ってきますが、普通はフリーのライターが記事を書いて得る収入と同じくらいか、それ以下でしょう。
印税にいたっては、出版社にもよりますが、普通では本の売り上げ価格の1割程のようです。

また出版業界は特殊な常識がまかり通っているような世界で、例えば執筆報酬や印税等出版社から著者への支払いは、国の指針では「支払いは締め日から90日後・・」と決められているにもかかわらず、翌々々
月払いもめずらしくないそうなのです。
支払いが遅いことは悪ではないようなのですが、インターネットの普及で本や雑誌は売れず、売れるのはマンガと人気作家の本だけというのも影響しているかも知れません。

自分の本が書店流通でたくさん売れることもあるでしょうが、売れると印税の収入があるわけです。
その場合の注意点として、本がよく売れた年の翌年は、税金を納めなければならないので、印税は全部使ってしまわないように、ということだそうです。
それとあと一つは知らない出版社から執筆依頼がくることがあり、その場合、きちんと手順を踏んで来る場合はよいのですが、そうでない詐欺まがいのものもあるので注意が肝要です。
普通の健全な出版社からでも初めての所からのお誘いには、慎重に対応された方がよいでしょう。