原稿のルール その2

原稿のルールについて その2

どの出版社でも共通しているところがあり、それは、全てのルールを一貫して適用させる、ということなのですが、この意味は、例えば文章には、〜です・ます調や〜である調、〜だ調の文体があり、どれかに統一させることが必要になります。
本を書く場合、普通は、〜です・ます調を使い、口語体を使うのは原則不可になります。
1冊の本で色々な文体が入り乱れていると読みにくいものです。

用語の統一はあたりまえのことですし、本文の書体も普通の明朝体を使いますが、見出しの文字はゴシックも使われているようです。
章タイトル、節タイトルの文体も一致させなければなりません。

そして日本語の場合、ヨコとタテからも読めるので、空間の確保も重要になりますから、字間は詰め、行間を充分に空けて、日本語として読みやすい体裁にする必要があるわけです。

また、本文中で内容のテーマが変わる時は段落も変えなければ分かりにくくなるので、必ず1行空けて段落を変えるようにしてください。
後は数字も1桁は全角で表記すること、複数桁は半角で、表形式では1桁も半角表記になるなど、1冊の本の一貫性が適用されなければならないわけです。

カタカナは全角での表記と決められていますから、間違っても半角にしないように、気をつけていただきたいと思います。
漢字も主体になる単語だけ漢字表記であとの補助的な単語はひらがなにする傾向にあるようです。
原稿を書き始める前に出版社に確認する時に文字の大きさなども含めておいた方が良いでしょう。