出版費用の例

出版費用の例はどんなものか

どこに住んでいても何処からでも、ネット上から依頼のできる出版社へ、単行本、B6版、182×128mm サイズの本を作っていただく依頼をした場合、およその費用はどれ位かかるのかというものです。
ただし書籍の体裁は、軽くて持ち運びやすいソフトカバーにし、本文110ぺージのうち、7ぺージだけカラーにします。
本の出版では本が出来た後、書店流通をするかしないかを選ぶのですが、書店流通する方を選びますからその場合の本の印刷部数は400部以上になり、自分の分も100部必要として、総部数を500部とします。

本の表紙は着けますが帯はつけず、デザインは規定の中より選ぶことにして、本文の原稿の種類を、テキストデータ原稿とします。
テキストデータ原稿とは、完全データ原稿と呼ばれる、著者自身が本文とレイアウトの全てを完成させたものを出版社に送る場合と、手書き原稿を送る場合の中間に位置するもので、
出版社に校正とレイアウトだけやっていただくものです。

そしてオプションとして電子書籍、EPUBをつけていますが、EPUBとは、Electoronic Publication というアメリカの国際電子出版フォーラムが促進している形式の配信で、日本ではシャープのXMDF形式、ever
-eXtending Mobile Document Format があります。

そしてこの、厚さ7mm弱の単行本500冊を出版する費用の内訳は、流通手数料が10万円、電子出版7万円
書籍本体が27万7千円、カバーは4万7千円、本文のレイアウトが1万5千円、本格編集として9万円、
校正刷りが3千3百円、閉じ込み用アンケートハガキが7千円、消費税が3万5百円で合計63万9千8百円となります。

以上はあくまでも一例であって、ハードカバーにしたり、手書き原稿を送る場合はもっと高価になります
一方、出版社によっては、売上の見込みがかなりあると思われる場合、出版費用を全額出版社側で持つ場合や半分負担する場合もあるようです。
また優秀な作品であっても、売上の見込まれそうにない作品に対しては全額、著者の負担になります。