本を執筆する流れ 中盤

本を1冊執筆する流れ 中盤

本の仕様を考える

原稿が完成したら、次に具体的な書籍の体裁や装丁デザインなどを決める作業に入ります。
本のサイズをまず決めますが、本の内容により、サイズはだいたい決まっており、例えばエッセーや時事的な内容だったら単行本のサイズでいいでしょう。
ハードカバーかソフトカバーかでも費用が異なるので、どちらかに決めますが、普通はソフトカバーでもいいでしょう。
本にカバーを着けるか着けないか、宣伝用に帯をつけるか否かもありますが、好みの問題になります。

そして最も重要な選択に、本を書店流通させるかどうかで、選択肢は4通りあり、書店流通でも委託配本と営業つきにするか委託配本のみにするか、注文時のみの配本にするか、アマゾンだけの販売にするか、というものです。
それぞれ最低の本の部数が決められていますから、例えば委託販売で営業なしを選べば、400部以上の本を印刷することになりますし、自分でもほしいですから、友人や親類に差し上げたいなど100部増やして500部注文になるなど、良く考えて決めて下さい。

本文をモノクロにするかカラーかは、技術も進んでいる現在はオールカラーでも色彩が長い間に変化することはないでしょうが、心配な方は、モノクロを選ばれたらいいでしょうし、5〜6ぺージ位はカラーぺージにするのもアクセントになるでしょう。
ぺージ数は80ぺージ以上に決められていますが、写真やイラストを多く入れると、100ぺージ位は行くでしょう。
本文の原稿はどうされましたか?
一般的なのは、テキストデータ原稿でしょうが、時間があり、自分の好みで仕上げたい方は、完全データ原稿をお勧めします。
ある程度のIT技術が求められますが、決してむずかしいものではないので、学べるチャンスと捉えて、この際スキルを習得されてみてはいかがでしょうか。
ITの苦手な方や時間の取れない方は、手書き原稿を郵送することになります。