本を執筆する流れ 前半

本を1冊執筆する流れ 前半

それではまず、前半である本の内容を考えることと、原稿を作ることについて考えてみましょう。
本を書かれる方がなぜ本を書きたいのかという理由にもよりますが、ご自身のアイデアなり思いを本を書くことで広く社会に訴えてみたいと思われているのならば、素直に章立てから入って進められたらよいでしょう。
自己のブランディングや起業、会社の記念行事などで自己確立の一里塚として本を出版したい希望が先行する場合は、内容を決めなければなりませんが、その場合は、多くの人々の興味関心のある分野が好ましいことになります。

パソコンなどで原稿を作る

内容が決まったら、原稿を作る作業に入ります。
文芸書や実用書など、文字主体の原稿はMS−Word、または、一太郎などのワ‐プロソフト、デザインソフトを使えば良いし、もちろん手書きでもOKです。
絵本やコミック、写真集ではスキャニング後に完全データで送れれば良いし、そのまま紙原稿で送ってもいいでしょう。
対応フォントやテキストデータに関しては、これから申し込む出版社なり編集者に聞いてみて、実際に自分でできることを確かめましょう。

文章を書きなれない方には、執筆代行のオプションもありますし、ある程度ご自分で原稿を書いたら、校正や編集をプロの編集者にお任せすることもできます。
執筆代行の費用は、制作予定の本のぺージ数や取材回数、本の内容のまとまり具合により変動します。
取材は1回につき2〜3時間程度、東京、名古屋、大阪以外の地域では、交通費が掛かることがあるようですし、執筆代行の場合、芸術作品や専門分野の作品は受けられないことがあるそうです。

原稿が大方できたら次は出版社を選び、あるいはすでに頼んでいる編集者に本の書籍化までの費用の見積もりをしていただき、確認後は、順調に行けば普通、1カ月程で本の完成になります。