本を執筆する時に気をつけること その3

本を執筆する時に気をつけることとはどんなものか その3

誤字脱字に気をつける

誤字脱字については、見直す時に気になる語句は辞書で確認するなど、気がついた時、後回しにせず調べることをお勧めします。
例えば、異義・異議・意義の違いがわかりますか?
異義は違った意味を表し、異議は意見が違うことで、意義は物事の価値や重要性を意味します。

間違っていなくても、まめに調べる習慣をつけることで語彙を増やせますし、適切な言葉を選ぶための選択肢が増えることは財産の一つにもなります。

文法の基本は日本人ならば、きちんと押さえておいていただきたいと思います。
書くことをしない生活では忘れていることもありますし、インターネット社会が進む現代では共通に使われる文字や表記の仕方もありますから、注意してほしいと思います。

例えば数字の場合、1桁は全角表記、複数の時は半角表記になり、3桁ごとの区切りはカンマ”,”を使い、小数点はピリオド”.”になり、時刻はコロン”:”を使います。
また数字でもデータとして使う表のなかでは1桁でも半角表記になりますが、ヨーロッパでは一部異なる表記が見られるようです。

カタカナについてはすべて全角表記になり、ひらがなや漢字とも大きさを合わせることできれいな日本語
の印象を強めるためでしょう。
それから、漢字についてですが、文書のなかでキーワードとなる名詞を中心に漢字を使い、他の用語は漢字を使わない方向になっており、その方が確かに文章は見やすいと思います。
書き方のなかには目的に応じた文書量の目安もあり、エッセイ等短文は1,500文字、調査報告書などの長文は1万5千文字、本は15万文字になっています。
本文は原則、明朝体を使い、強調する時にゴシックを使うようにしますが、日本語はタテからもヨコからも読めるので、行間と文字間をきちんと設定し、読みやすくすることは重要なことでしょう。